文献

J-GLOBAL ID：201302270091913404   整理番号：13A1472574

熱帯降水の気候学的記録に関するTRMM衛星軌道ブーストの著しい影響

Significant impacts of the TRMM satellite orbit boost on climatological records of tropical precipitation

著者 (3件)： Liu XianTong (Lab. of Atmospheric Observation and Climatological Environment,School of Earth and Space Sciences,Univ. of Sci. and ...) ,  Fu YunFei (Lab. of Atmospheric Observation and Climatological Environment,School of Earth and Space Sciences,Univ. of Sci. and ...) ,  Liu Qi (Lab. of Atmospheric Observation and Climatological Environment,School of Earth and Space Sciences,Univ. of Sci. and ...)
資料名： Chinese Science Bulletin  (Chinese Science Bulletin)
巻： 57  号： 35  ページ： 4627-4634  発行年： 2012年 
JST資料番号： A0206B  ISSN： 1001-6538  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 史上初の人工衛星降水レーダ(PR)により,熱帯降水測定計画(TRMM)衛星は十年以上にわたって高品位の降水測定値を収集した。TRMM/PRデータは今日,数多くの気象学と水文学の分野で発展的に有効に使われている。しかし,2001年8月のTRMM衛星の人工軌道ブーストは観測パラメータを調節し,明らかにされるPRデータの気候学的適用と必要性に影響することが避けられない。この研究はPR由来の降水特性へのTRMM衛星の軌道ブースト効果を調べた。降水頻度(PF)と降水強度(PI)への潜在的影響を共に注意深く分析した。その結果によると,軌道ブーストの後の熱帯上空で,総PFは8.3%だけ減少し,PIは4.0%だけ増加した。そのような変化は自然の変動性を著しく超え,降水特性への軌道ブーストの強い影響を意味する。成層降水と対流降水への影響は一貫性に欠け,その顕著な降水特性に帰せられる。更なる分析によると,成層降水の増加したPIは主に少雨の頻度増加により,一方,対流降水の準安定PIは少雨と多雨の同時減少が引き起こす。修正が熱帯降水特性の実際の傾向を読み出すためにブースト後のPR降水データに適用される。総降水のPIは概ね1998年から2005年に不変を保つことが見出される。総PFは熱帯海洋上空で顕著な傾向を持たないが,熱帯陸地上空でかなり減少する。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： 熱帯 ,  *降水 ,  気候学 ,  記録 ,  *気象衛星 ,  軌道 ,  *打上ロケット ,  レーダ ,  降水強度 ,  頻度

分類 (2件)： 大気大循環,熱帯気象  (DC05060G) ,  宇宙飛行体の運動・軌道  (QK02060W)

タイトルに関連する用語 (5件)： 熱帯 ,  降水 ,  気候学 ,  TRMM ,  衛星軌道