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J-GLOBAL ID:201302270151655280   整理番号:13A0543187

CO2地中貯留:「地球温暖化」対策への地質学の貢献可能性

CO2 geological storage: Contribution of geology to “global warming” mitigation
著者 (3件):
資料名:
巻: 119  号:ページ: 124-138  発行年: 2013年02月15日 
JST資料番号: F0528A  ISSN: 0016-7630  CODEN: CHTZA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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大気中CO2濃度の上昇が地球環境負荷と広く認識されるようになって以来,「地球温暖化」対策の速効策として「二酸化炭素分離・回収と貯留(CCS)」技術が急速に進展している。貯留方法としては,ロンドン条約96年議定書の発効以降,CO2地中貯留がほぼ唯一の選択肢となり,ここに地質学とCO2対策との接点が生まれた。いくつかのCO2地中貯留方式の中で,地質学的に貯留の可能性を示唆する構造(閉鎖構造)が必ずしも自明ではない一般(深部塩水)帯水層貯留が,わが国では最も有力視されている。2003年から2005年にかけて新潟県長岡市にて行われた岩野原圧入実証試験は,全貯留量は約1万トンであったが,陸域帯水層へのCO2地中貯留試験という点で画期的であった。2011年3月末現在10万トン規模の回収から貯留までの大規模実証試験の準備が進行中である。本稿では,世界の代表的実証試験例と産総研での基礎研究の要点,および事業化に向けた法体系の整備状況について簡単な解説を加える。(著者抄録)
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分類 (2件):
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環境問題  ,  土木地質学・水文地質学一般 
引用文献 (62件):
  • 赤井 誠(Akai, M.), 2008, 二酸化炭素の回収隔離に関する特別報告書(SRCCS)の概要.産総研TODAY(AIST Today), 28, 6-7.
  • 赤祖父俊一(Akasofu, S.), 2008, 正しく知る地球温暖化:誤った地球温暖化論に惑わされないために(How to Understand the Global Warning).誠文堂新光社(Seibundo-Shinkosha), 183p.(English translation from the original written in Japanese.)
  • 秋葉文雄・加藤 進・佐藤時幸・佐藤 勝(Akiba, F., Kato, S., Sato, T. and Sato, M.), 1992, 主要油・ガス田の諸元一覧表(付録-4).改訂版・日本の石油・天然ガス資源(Crude oil and natural gas resources in Jaspan, revised edition).天然ガス鉱業会・大陸棚石油開発協会(Japan Natural Gas Association & Japan Offshore Petroleum Development Association), 502-511.
  • Arts, R., Eiken, O., Chadwick, A., Zweigel, P. van der Meer, B. and Kirby, G., 2004, Seismic monitoring at the Sleipner underground CO2 storage site(North Sea). In Baines, S. J. and Worden, R. H., eds., Geological Storage of Carbon Dioxide. Geol. Soc. Spec. Publ., 233, 165-180.
  • Arts, R., 2009, Portfolio of monitoring technologies. Proc. 3rd Intern. Sym. Capture and Geol. Storage of CO2., SESSION III-7.
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