抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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この研究では,水素生産用の2種類の集積システム,すなわち,1)集積型太陽ヘリオスタット,Cu-ClサイクルおよびKalinaサイクルシステムと,2)集積型太陽ヘリオスタット,Cu-Clサイクル,Kalinaサイクルおよび電解システム,を分析した。太陽放射強度,塩酸の質量比と雰囲気温度などなシステム動作パラメータを変えて,両システムによる水素生産率,Cu-Clサイクルに要する熱水の量,状態cc[1]で必要な水の量とエネルギー,およびシステムのエネルギーと有効エネルギーの効率におよぼす効果を調べた。その結果から,太陽光強度が1200W/m
2のとき,水素生産が,システム2では297.7L/sであるのに,システム1では289.4L/sとわかった。また,太陽光強度を変えた場合,システム1がシステム2に比べて,エネルギーと有効エネルギーの見通しが,それぞれ2.15%および3.36%高いことが分かった。エネルギーと有効エネルギー展望に基づいて,塩酸の質量比の変化に対して,システム1がシステム2よりそれぞれ1.92%と2.91%良好であった。この結果は,雰囲気温度増加により,エネルギー効率が大きな影響を受けず,一方,対応する有効エネルギー効率が大きく増加することを示している。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.