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J-GLOBAL ID:201302270339749339   整理番号:13A1729291

ディーゼル排気粒子中の炭素ナノチューブ:実際の試料か汚染物質か?

Carbon nanotubes among diesel exhaust particles: real samples or contaminants?
著者 (4件):
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巻: 63  号: 10  ページ: 1199-1204  発行年: 2013年10月 
JST資料番号: H0011B  ISSN: 1096-2247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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幅広い応用分野を持つ炭素ナノチューブ(CNT)の合成には熱,炭素源,金属触媒の3種類の本質的な要素を必要とする。多層CNTのマウスによる吸引実験によれば,多層CNTの有害な健康影響が報告されている。本論文では,ディーゼル燃焼が特定のエンジンの動作条件で,無意識に上記の条件を満足する事実について述べた。実験では中出力エンジン(排気量:4.5 L)と無添加のディーゼル燃料,大出力エンジン(排気量:12 L)と無添加のディーゼル燃料,小出力エンジン(排気量:1.5 L)と添加剤としてフェロセンを添加したディーゼル燃料の3種類の条件で排気ガス中の粒子(DPM:ディーゼル粒子状物質)を採取した。採取したDPMの顕微鏡観察と粒子励起X線放射計測を行い,以下の結論を得た。特に添加剤なしのディーゼル燃料を使用した場合には,ディーゼル粒子中のCNT成分は非常に少ないが,空気で運ばれるCNTの潜在的に有害な健康影響について更なる検討が必要である。エンジンの機械的な摩耗と潤滑油からの金属添加物がナノチューブを形成する触媒の役割を果たしていると推定できる。ディーゼル粒子中のCNTの存在を認めることは重要であり,ディーゼル排出中のCNTの起源と広がりを理解するためには,更なる研究を必要とする。
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分類 (3件):
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動物飼養一般  ,  粒状物調査測定  ,  排ガス処理 
タイトルに関連する用語 (4件):
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