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J-GLOBAL ID:201302270346790786   整理番号:13A1059514

フッ化物イオンに対する裸眼化学センサー:選択的調製簡単試験紙

A naked-eye chemosensor for fluoride ions: a selective easy-to-prepare test paper
著者 (6件):
資料名:
巻: 11  号: 14  ページ: 2254-2257  発行年: 2013年04月14日 
JST資料番号: A0499C  ISSN: 1477-0520  CODEN: OBCRAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アニオンは,多くの化学的および生物学的プロセスにおいて基本的役割を果していることから,それに対する感知センサーの構築に関心が高まっている。本研究では,新しい裸眼化学センサー開発に向けてフッ化物イオン(F-)のプローブ構築を検討した。原理としては,プローブ自身は無色ではあるが,F-と相互作用することによって,裸眼で識別できる程度に強力に発色する分子を選択することであった。その結果,2-チオヒダントイン基盤プローブ(I)を2-アミノ-2-(4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチルとブチルイソチオシアナートとの反応によって合成した。Iはアセトニトリル溶液中で高選択的にF-と結合する。無色のIは,F-(~3M)の存在下で黄色に変化し,より高濃度F-条件下では紫色に変化する。この結果,プローブIとF-は水素結合を介して2段階相互作用することが分かった。Iのアセトニトリル溶液(1.0mM)に浸して乾燥させた紙フィルム試験紙について,異なる濃度(1.9,7.6,19,190μg/ml)のF-水溶液に浸して試験紙の呈色反応を観察した。その結果,F-の検出下限は1.9μg/mlで,F-の濃度増大と共に呈色反応は黄色から紫色へと連続的に変化した。一方,他のアニオン(Cl-,Br-,HSO4-,NO3-)に対しては何ら呈色を示さず,また,これらアニオンが混在したF-溶液においても,F-単独溶液におけると同じ呈色パターンを示したことから,IのF--選択的プローブとしての機能が確認された。この調製容易な試験紙は,また,固体のF-アニオンも検出できるという利点がある。
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