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J-GLOBAL ID:201302270386624056   整理番号:13A1731178

2,4-ジヒドロキシベンゼンカルボジチオ酸を還元及び安定化剤として用いてワンポット合成した金ナノ粒子の殺生物活性の増強

Enhanced biocidal activity of Au nanoparticles synthesized in one pot using 2, 4-dihydroxybenzene carbodithioic acid as a reducing and stabilizing agent
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巻: 11  号: Apr  ページ: 11:13 (WEB ONLY)  発行年: 2013年04月 
JST資料番号: U7030A  ISSN: 1477-3155  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:金ナノ粒子(NP)と天然物,少糖類,DNA,蛋白質等の殺生物剤との錯体は,近年,科学者達の大きな注目を引き付けてきた。生物化学的に重要な分子で被覆した金NPは遊離の殺生物剤の活性と比較して有意な生物活性の増強を示した。しかしながら,これらの報告は,それ程系統的ではなく,決定的な結論を出すことはできない。従って,著者らは,幅広い範囲の合成及び天然生体分子に錯体化した金NPの合成及び殺生物活性の特性に関連した系統的研究に着手した。この特定の報告では,著者らは,合成殺生物剤2,4-ジヒドロキシベンゼンカルボジチオ酸(DHT)の活性を検討した。結果:水溶液中で,DHTのHAuCl4を還元する力を利用して,平均粒子径約20nmの金NPをワンポットで合成し,特性化した。DHTと金との錯体化は,FT-IRで確認し,金NPに結合したDHTの量は,金NPの遠心分離後の上澄液中のDHT濃度測定により,7重量%であることがわかった。in vivo応用の可能性を確認するため,懸濁液の安定性をpH,温度,及び塩濃度の関数として検討した。金-DHT錯体の抗細菌作用,抗真菌作用,殺虫作用,及び細胞毒性を,純粋なDHT及び市販の殺生物剤の活性を比較した。全例において,金-DHT錯体の殺生物活性は,市販製品及びDHTのそれに匹敵した。結論:金-DHT錯体中のDHT濃度は,約7%にすぎないので,著者らの結果は,金NPへの錯体化はDHTの殺生物活性を約14倍増強することを示唆している。その懸濁液は,最大100°C,最大塩濃度4mol/L,及びpH範囲2~13において数日間安定であることがわかった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
第11族,第12族元素の錯体  ,  外生物質の生物影響一般 

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