抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉛直の緑化システムは,過密な都市域の環境条件を改善する手段として用いられうる。いくつかの研究が,緑化した外皮の環境的な効果を明らかにしてきた。鉛直の緑化システムが経済的に持続可能なものかどうかは未だに明らかではないが,それとは別に,いくつかのライフサイクル費用分析と費用対効果分析が緑化屋根の経済的な費用と効果を確定した。本報では,様々な鉛直の緑化システム-緑化ファサードと緑化生育壁(Living Wall)システム-について,それらのライフサイクルに亘る個人的及び社会的な効果と費用を考慮しつつ,費用対効果分析を提供する。分析した各システムについての,設置,メンテナンス,及び廃棄の費用を,関係する個人的及び社会的な効果(不動産価値の増大,暖房及び空調の節約,外装材の長寿命化,空気質の改善,等々)と比較し,3つの指標:正味現在価値(NPV),内的還元率(IRR)そして払戻し時期(PBP),を決定する。この費用対効果分析は,分析したいくつかの鉛直の緑化システムが経済的に適切であることを証明した。経済的な誘因(税金軽減)によって個人的な初期費用の削減をもたらすことができ,そのことで緑化システムが広く行き渡ることによって,都会のヒートアイランド現象や空気汚染といった過密な都市域の環境問題を削減することが出来るようになるのである。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.