抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ドラッグデリバリーにおいて,ナノテクノロジーは,in vitroとin vivoの両者,特に腫瘍への標的化ドラッグデリバリーにおいて,ユニークな特性を持つナノ粒子の作製に応用されている。多数のナノ粒子剤形がデザインされ,小型動物モデルにおいてその効果が検証されているが,小動物の結果を臨床的成功,即ちヒトに応用するための転換は限定的である。成功裏の転換には,ドラッグデリバリーにおけるナノテクノロジーの意味合いについての再検証,ナノ粒子の限界の理解,同分野に蔓延する誤った概念の同定,そして都合の悪い真実に向かい合うことを必要とする。ナノ粒子アプローチは,薬物負荷能と標的細胞への親和性と薬物放出の時空間的制御における向上のような今ある問題に焦点をあてることで,ドラッグデリバリー改善に真の影響を与えることが可能である。