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J-GLOBAL ID:201302270906383820   整理番号:13A1796402

蒸着重合による羊毛繊維表面上へのポリ(メタクリル酸メチル)薄膜の形成

Formation of Poly(methyl methacrylate) Thin Films onto Wool Fiber Surfaces by Vapor Deposition Polymerization
著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 1548-1555  発行年: 2013年03月13日 
JST資料番号: W2329A  ISSN: 1944-8244  CODEN: AAMICK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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化学蒸着(CVD)重合は,任意の幾何的形状を有する基板上へ純重合体の極薄膜を形成する可能性のある有用な技法である。本検討の目的は,単純な技法で羊毛織物表面上へポリメタクリル酸メチル(PMMA)薄膜を形成できるか否かを突止めることであった。メタクリル酸メチル(MMA)モノマのCVD重合により羊毛織物表面上に塗工膜を形成した。羊毛繊維を,ジクミルペルオキシド,tert-ブチルペルオキシド(TBP)およびペルオキシ二硫酸カリウムを含めた各種の重合開始剤に含浸し,其れからモノマの沸点で真空下でMMAモノマ蒸気に曝露した。その結果,MMAモノマのCVD重合による羊毛織物表面の塗工が,真空下でその沸点で実施可能である,ことを確認した。元素分析から,羊毛繊維の化学組成が,異なる開始剤を使ったCVD重合によってPMMA蒸着後に変化した,ことを確認した。Tersil Red 3BLで染色した未処理羊毛の色強度が僅か0.25であるが,TBPにより開始した重合でMMA蒸気に曝露されて,続いてTersil Red 3BLで染色した羊毛織物では,その色強度は4.58へ増加していた。PMMaでの処理は,羊毛織物表面の疎水性を有意に増加していた。SEM分析から,羊毛繊維表面がPMMA薄膜で平滑に被覆されている,ことが分り,ATR-FTIRスペクトルから,処理した羊毛織物の表面上にはPMMAが存在している,ことを確認した。元素分析,接触角測定,SEM,AFM,ATR-FTIRと分散染料による染色で得られた結果は,CVD重合による成功裏なPMMA堆積を示していた。
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分類 (5件):
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繊維改質  ,  羊,山羊  ,  単独重合  ,  重合触媒,重合開始剤  ,  アクリル樹脂 
物質索引 (3件):
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タイトルに関連する用語 (4件):
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