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J-GLOBAL ID：201302271010803991   整理番号：13A0532009

トケイソウによる立面緑化と樹液流に基づく自動灌水

著者 (4件)： 竹内真一 (南九州大 環境園芸) ,  松井美樹 (南九州大 環境園芸) ,  藤木龍郎 (南九州大 環境園芸) ,  関西剛康 (南九州大 環境園芸)
資料名： 造園技術報告集  (ランドスケープ研究 増刊)
号： 7  ページ： 116-119  発行年： 2013年02月28日 
JST資料番号： L6404A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トケイソウによる立面緑化と樹液流に基づく自動灌水を行っている事例を報告した。宮崎県の南九州大学都城キャンパスでは教育研究材料してトケイソウによる立面緑化を行っている。樹液流の測定には,ヒートパルス法を用いた。ヒートパルス速度を灌水指標として,成長に伴い灌水設定値を変更しながら灌水管理を行った結果,本システムが正常に動作しており,トケイソウの成長も順調である。樹液流を灌水の指標とすることの意義は大きい。しかし,灌水量の妥当性の評価には,切り木実験によるキャリブレーションを実施する必要がある。ヒートパルス速度の最高速度の80%が設定値を上回った場合に設定値更新のアルゴリズムを自動灌水プログラムに付加すれば,灌水設定値更新の自動化も可能となる。

シソーラス用語： *キャリブレーション ,  *水管理 ,  *緑化 ,  *プローブ
準シソーラス用語： トケイソウ ,  トレリス ,  潅水 ,  樹液流 ,  蒸散量 ,  土壌水分計

分類 (1件)： 公園,造園,緑化  (RD04020Y)

引用文献 (7件)：

• 1)下村孝(2005):立体緑化の様式と植栽方法.下村孝・梅干野晁・輿水肇編,立体緑化による環境共生,323pp.ソフトサイエンス社150-160
• 2)前田正明(2002):緑化動向と緑化技術.(社)農山漁村文化協会編緑化と緑化植物,279pp.(社)農山漁村文化協会88-90
• 3)Takeuchi S. (2011):Application of Sap Flow Measurement in Real Time Soil Moisture Management and Examination for Supplemental Irrigation using Automatic Drip System under High Atmospheric Demand, Acta Horticulturae 951:39-45
• 4)竹内真一,増山港(2010):つる性植物へのヒートパルス法の適用-パーゴラに誘引したトケイソウ(Passiflora caerulra)の蒸散量測定-,日本緑化工学会誌31(1),51-56
• 5)竹内真一・籾井和朗・廣瀬茂樹・大槻恭一・小川滋(2001):樹液流測定による樹木の蒸散作用の評価,応用水文14:49.60

タイトルに関連する用語 (4件)： トケイソウ ,  緑化 ,  樹液流 ,  灌水