抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
土木分野における設計は主に2次元図面を用いることが多い。しかし,図面は対象地の現況,計画に関する情報を保持しているが,周辺環境は含まれていない。対象物を3次元的に可視化する手法として画像,模型,CGがある。これらは,正確な利用者の目線で検討することが容易ではなく,見えについては人間の想像力に任されているため,事業が複雑化していくと設計案の把握は困難になる。また,複数の設計対象物が存在する際に,対象物のみで設計を行うので各々の関係性がわかりにくい。これにより,協議者間の十分な合意が得られないまま施工が開始され,完成後にさまざまな問題が生じる。このような問題が生じる原因として,利用者目線での設計がおこなわれていないことが挙げられる。本研究では,モデル空間を用いて利用者目線でのシークエンス確認をおこなう必要性を示し,設計の質を向上させる。(著者抄録)