抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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木質材資源としてあまり有効に活用されていないタケを板材に加工し,活用の一方法としてタケ・ヒノキ接着板を作った。静的曲げモーメントを作用させ接着板の応力と強度について検討した。タケ,ヒノキともに機械的性質が明らかになっていなかったので,繊維方向,繊維直角方向および繊維に対して45度方向の引張試験を行い縦弾性係数,横弾性係数およびポアソン比を決定した。接着板表面にひずみゲージを貼り曲げモーメントを作用させひずみに関する実験を行った。有限要素法による計算を行い接着板の応力を検討した。ひずみに関する実験結果と計算結果はかなりよく一致した。接着板表面ヒノキ側に発生する引張応力が最も大きくなることがわかった。同時に接着界面での応力もかなり大きくなることが分かった。ヒノキおよびタケの板厚の割合を変化させた計算結果から接着板表面ヒノキ側に発生する引張応力が最も小さくなるタケ,ヒノキの板厚の割合がわかった。曲げ強さに関する実験から接着板の強度の向上が確認出来た。(著者抄録)