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J-GLOBAL ID:201302271565369235   整理番号:13A0957797

二次元堤体のパイピング破壊に関する実験的研究

著者 (3件):
資料名:
号: 14  ページ: 203-212  発行年: 2010年03月31日 
JST資料番号: L3175A  ISSN: 1342-9167  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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水利施設構造物の設計において問題となる二次元堤体のパイピング破壊について,そのメカニズムと特性を明らかにするため,実際にモデル堤体について実験を行い次の事柄を明らかにした。(1)ある水位差に達すると堤体の下流側水面直上方の斜面(浸潤面)上に奥行き方向全体に渡ってパイピングが発生する。このとき,浸潤面付近では,砂粒子が流動化し(fluidized),水と砂粒子がシート状に流れ出している様子が観察される。(2)時間の経過とともに,水みち(パイピング)の先端が上流側に進行してゆく。ある程度水みちが進行するとその水みち上の砂が崩落し,浸潤線付近にできた表面流より上方の砂粒子がすべて洗い流され堤体の形状変化が進行してゆく。(3)パイピング(水みち)は時間の経過とともに発達して,計算によって得られる浸潤線より少し下の部分を上流側に移動し,水みちの先端は上流側貯水位付近の浸入部上端に近づいてゆく。(4)最終的に水みちが上流側斜面に到達し上流側の貯水が越流することにより,堤体はひとたまりもなく破壊する。(5)堤体は進行性破壊の形態を示し,パイピングが発生してから堤体が破壊するまでに時間を要する。この間に防止工法をとるなど対処することができれば破壊を未然に防ぐことができる。(6)パイピングは「要素における動水勾配」の最大値が0.5よりかなり小さな値のときに発生しており,国土交通省が定めた浸透に対する堤防の安全性の基準値(i≦0.5)には再検討の余地がある。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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透水性,浸透水,土中水  ,  河川工事 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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