抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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阪神高速道路13号東大阪線と1号環状線との合流部は,1997年の拡幅工事にて4車線となった。拡幅方法は,既設の本線桁に対し拡幅桁を並行に構築する構造であるが,相互の桁は連結しておらず,走行面は全長約570mにわたりゴム製の伸縮装置(縦目地)を設置している。桁連結していないために生じる鉛直たわみ(最大約50mm)の影響は大きく,伸縮装置が損傷する事例が発生しており走行性に影響を与えているだけでなく,異常音も常に発生している。そこで連結化による既設構造物の耐力を考慮しながら,適切な連結構造を設計するとともに,伸縮装置の小型化検討を行った。その結果,剛性の小さい横桁にて連結が可能となり,相対たわみ差が小さくなることから,縦目地の小型化が可能となった。そこで,平成21年3月から連結化工事に着手し,10月の大規模補修工事にて縦目地の改良工事を実施した。また,改良工事の効果を確認するため,改良工事前後の本線桁と拡幅桁の相対変位を計測し,連結による変位低減効果を検証した。同時に,縦目地直下および周辺地盤の騒音・振動を計測し,周辺環境への変化についても確認した。(著者抄録)