抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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空気圧駆動システムは安全のために制限される圧力の調整をレギュレータの信頼性に依存しており,危険側の誤りに対し停止機能(動力遮断)を持つインタロックの構成が殆ど見られない。また,圧力の監視が欠如すれば危険側誤りによるリスクから解放されない。本論文では空気圧駆動システムの構成例を示し,各種コンポーネントについてFMEAを実施した。その結果,圧力上昇側の誤り(危険側誤り)を生ずるコンポーネントの存在を示した。これにより,空気圧駆動システムの故障監視に,動力調整部と駆動系の分離点に動力調整圧力に対し上昇/低下を監視する′′窓監視′′を提案した。これにより危険側誤りの発生を動力供給の遮断によって回避するインタロックが実現可能であることを示した。さらに,危険側誤りに対する出力遮断特性(ユネイトな論理的関係)について論理的検討を行い,窓監視によるインタロックを導入した空気圧駆動システムの特性と効果について述べた。さらに,本論文で示した手順は空気圧駆動システムのインタロックに関する設計指針の一つとして提案する。(著者抄録)