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J-GLOBAL ID：201302271899952411   整理番号：13A1373111

格子上のN_f=8のQCDにおけるウォーキングのシグナル

Walking signals in N_f=8 QCD on the lattice

著者 (9件)： AOKI Yasumichi (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  AOYAMA Tatsumi (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  KURACHI Masafumi (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  MASKAWA Toshihide (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  NAGAI Kei-ichi (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  OHKI Hiroshi (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  SHIBATA Akihiro (High Energy Accelerator Res. Organization (KEK), Tsukuba, JPN) ,  YAMAWAKI Koichi (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  YAMAZAKI Takeshi (Nagoya Univ., Nagoya, JPN)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 87  号： 9  ページ： 094511.1-094511.22  発行年： 2013年05月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高度改良スタッガードクォーク作用を使ったN_f=8の格子QCDで中間子のスペクトルを求めることによって,この理論のカイラル対称性と共形不変性に関係する諸性質を調べた。N_f=12,N_f=4の場合も調べた。カイラル極限への外挿によってπ中間子の崩壊定数はゼロではなく,質量M_πはゼロと矛盾しないことことがわかった。他の量も測定してN_f=8QCDが対称性の自発的破れと矛盾しないことが確かめられた。さらに,フェルミオンの裸の質量m_fがカイラル極限から離れたところで,有限サイズのハイパースケーリング関係式を満たすことがわかった。これは異常次元が大きくγ_m≒1であることを示唆している。以上の結果は,N_f=8QCDのような典型的テクニカラー模型が近似的スケール不変性を持つウォーキングテクニカラー理論であるという予想を支持する。

シソーラス用語： 格子 ,  *量子色力学 ,  中間子 ,  スペクトル ,  共形不変性 ,  外挿法 ,  π中間子 ,  対称性の自発的破れ ,  *テクニカラー模型 ,  スケール不変性 ,  計算機シミュレーション ,  摂動論 ,  有効質量 ,  ρ中間子770 ,  ベクトル中間子
準シソーラス用語： ρ中間子 ,  カイラル摂動論 ,  スタッガード格子 ,  *格子QCD

分類 (2件)： 強い相互作用の模型  (BF02040W) ,  ゲージ場理論  (BF01022B)

タイトルに関連する用語 (4件)： 格子 ,  QCD ,  ウォーキング ,  シグナル