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J-GLOBAL ID：201302271958299638   整理番号：13A1638998

OHラジカルの取込みによるNaClからのCl₂の放出に関する実験的研究

Experimental study on the release of Cl₂ from NaCl upon OH radical uptake

著者 (4件)： PARK Jong-ho (Dep. of Chemistry, Massachusetts Inst. of Technol., 77 Mass Ave., Cambridge, MA 02139-4307, USA) ,  PARK Jong-ho (Dep. of Chemistry and Biochemistry, Univ. of California, San Diego, 9500 Gilman Dr., La Jolla, CA 92093, USA) ,  IVANOV Andrey V. (Dep. of Chemistry and Biochemistry, Univ. of California, San Diego, 9500 Gilman Dr., La Jolla, CA 92093, USA) ,  MOLINA Mario J. (Dep. of Chemistry and Biochemistry, Univ. of California, San Diego, 9500 Gilman Dr., La Jolla, CA 92093, USA)
資料名： Microchemical Journal  (Microchemical Journal)
巻： 110  ページ： 695-701  発行年： 2013年09月 
JST資料番号： D0072A  ISSN： 0026-265X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高圧化学的イオン化質量分析計と組合わせたビーズ充填流管システムを用いた実験的研究を行って,NaCl表面上でのOHラジカルの不均ー反応による塩素含有種の放出の生成物と反応速度機構を解析した。HClに対応する化学種のみ観察されたが,反応速度モデルとO₃との実験によって不均ー反応の唯一の生成物であるCl₂はHの存在下においてHClに転換することが証明された。OH当たりのCl₂の収率は相対湿度(RH)0及び6%においてそれぞれ0.020±0.002及び0.022±0.002であった。XPS研究によると湿潤条件下ではOHの取込みによる塩素の不足が増大することが分かった。湿潤条件下ではCl₂生成の増加が観察され,このことはNaCl中で測定された塩素不足と一致していた。NaClによるOHの不均一取込みを記述する2種の反応メカニズムを提唱した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 化学イオン化質量分析 ,  高圧 ,  微粒子 ,  充填塔 ,  *塩化ナトリウム ,  *ヒドロキシルラジカル ,  *塩素 ,  *モデル ,  オゾン ,  反応機構 ,  相対湿度 ,  依存性 ,  X線光電子分光法 ,  表面分析 ,  *不均一系反応
準シソーラス用語： 湿度依存性 ,  *反応速度モデル

分類 (2件)： 原子とラジカルの反応  (CB06030C) ,  無機化合物の物理分析  (CC03024P)

タイトルに関連する用語 (5件)： OHラジカル ,  取込み ,  NaCl ,  放出 ,  実験的研究