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J-GLOBAL ID：201302272268332442   整理番号：13A0017002

水中超親油性から,超疎油性へ:トラップされた空気の役割

Underwater superoleophilicity to superoleophobicity: role of trapped air

著者 (6件)： JIN Meihua (Dalian Maritime Univ., Dalian, CHN) ,  LI Shasha (Dalian Maritime Univ., Dalian, CHN) ,  WANG Jing (Dalian Maritime Univ., Dalian, CHN) ,  XUE Zhongxin (Inst. Chemistry, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  LIAO Mingyi (Dalian Maritime Univ., Dalian, CHN) ,  WANG Shutao (Inst. Chemistry, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 48  号： 96  ページ： 11745-11747  発行年： 2012年12月14日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ただ単にトラップされた空気の含有量を調整するだけで水中超親油性から超疎油性まで表面がスイッチできることを報告した。伝統的な濡れ性研究から表面化学組成および表面構造が濡れ性の2つの主因子であることが示されているが,水中濡れ性の場合においてはトラップされた空気が超両疎性表面上での独特の水中濡れ現象を引き起こし,トラップされた空気の役割が多層界面(油/水/空気/固体)での油滴の水中濡れ性の基本的なメカニズムを理解するのに役立つ。得られた結果から,空気中超両疎性表面を水中超親油性から超疎油性へスイッチさせることができる,水中油濡れ性におけるトラップされた空気の役割が示された。表面ナノ構造および低表面エネルギー材料の協調効果によって調製された空気中超両疎性表面は,水中に浸漬されると超親油性を示し,その特性はトラップされた空気の減少と共に超親油性から超疎油性へと変化した。これは,空気含有量の変化が3-相コンタクトライン(TCL)の連続性の変化を直接引き起こしたためであり,固体表面上での濡れ性が界面に含まれるすべての層を制御することによって調整できることが示された。

シソーラス用語： *親和性 ,  *空気 ,  *水中 ,  液滴 ,  表面エネルギー ,  濡れ ,  接触角
準シソーラス用語： *疎油性 ,  *親油性 ,  油滴 ,  接触線

分類 (1件)： 界面化学一般  (CB12010J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 水中 ,  親油性 ,  疎油性 ,  役割