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J-GLOBAL ID：201302272419207688   整理番号：13A0470950

カゴメ金属の候補化合物としてのYCr₆Ge₆

YCr₆Ge₆ as a Candidate Compound for a Kagome Metal

著者 (5件)： ISHII Yui (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  HARIMA Hisatomo (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  OKAMOTO Yoshihiko (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  YAMAURA Jun-ichi (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  HIROI Zenji (Univ. Tokyo, Chiba, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 82  号： 2  ページ： 023705.1-023705.4  発行年： 2013年02月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Cr原子から成るカゴメ格子を含むYCr₆Ge₆が平坦バンド強磁性のような変則的現象を示すカゴメ金属のもっともらしい候補化合物であることを示した。YCr₆Ge₆の単結晶の抵抗率,磁化と熱容量を測り,電子構造を研究するためバンド構造計算を実行した。磁化率でのCurie-Weiss-like挙動,抵抗率のT₂依存性,そして,計算値から二倍に,強化したSommerfeld係数は適度に強い電子相関を示した。面白いことに,面内抵抗率は面間の抵抗率の二倍大きく,これは層化構造からの単純な予想に反する。バンド構造計算は, 部分的に平坦バンドがFermi レベルのわずか下のΓ点の近くにあることを実証した。これは,Cr 3d3z2-r2バンドに帰され,そして,この化合物の特性を支配するかもしれない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 格子 ,  イットリウム化合物 ,  *ゲルマニウム化合物 ,  *クロム化合物 ,  *強磁性 ,  *電気抵抗率 ,  磁化 ,  熱容量 ,  *金属間化合物 ,  単結晶 ,  *バンド構造 ,  *磁化率 ,  電子相関
準シソーラス用語： カゴメ格子

分類 (3件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T) ,  金属結晶の電子伝導  (BM03033M) ,  金属結晶の電子構造  (BM02050C)