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J-GLOBAL ID：201302272463188593   整理番号：13A0782573

載荷状態が漁船の漂流運動に及ぼす影響の推定に関する研究

Estimation of Drifting Motion of Fishing Vessel Affected by Loading Condition

著者 (4件)： 前川和義 (北大 大学院水産科学研究院) ,  千葉誠一朗 (北大 大学院水産科学院) ,  山本裕也 (全国共済農業協同組合連) ,  木村暢夫 (北大 大学院水産科学研究院)
資料名： 日本航海学会論文集  (Journal of Japan Institute of Navigation)
号： 128  ページ： 175-181  発行年： 2013年03月25日 
JST資料番号： F0535A  ISSN： 0388-7405  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 船舶が事故や故障によって航行不能となった場合や漁船操業時の漂泊状態等では,風や波,潮流等の外乱によって海上を漂流することが考えられる。漁船は操業に伴う漁獲物の積載や燃料消費によって載荷状態が頻繁に変化することから,それに伴って船体に作用する種々の流体力の特性も変化する。したがって,より正確な推定を行うためには,漂流時の船体のトリムや喫水等,船体姿勢が漂流運動に及ぼす影響を把握することが重要である。本研究では,漁船船型を有する練習船を対象とした数値シミュレーションによってトリムを変化させた際の長時間の漂流運動を推定し,載荷状態が船体の漂流運動に及ぼす影響について考察を行った。その結果,船体のトリムが漂流時の速度や方向に影響を及ぼすことが明らかとなった。特に横波や斜波状態では船尾トリムの増加に伴って漂流方向が大きく異なる結果となり,より船尾側へ向かって漂流する傾向が認められたことから,漂流運動を推定する際には,船のトリム状態による影響を十分に考慮する必要がある。

シソーラス用語： *漁船 ,  貨物 ,  *漂流 ,  燃料油 ,  *流体力 ,  漁獲 ,  トリム ,  喫水 ,  シミュレーション ,  擾乱 ,  船体運動 ,  波浪 ,  速度

分類 (2件)： 漁船  (QJ05021N) ,  その他の水上輸送・サービス  (TD01030Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 漁船 ,  漂流 ,  運動 ,  推定 ,  研究