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J-GLOBAL ID:201302272526490031   整理番号:13A1508431

食餌性魚油は,急性炎症反応を減少させ,抗原誘発腹膜炎の消散を促進する

Dietary fish oil reduces the acute inflammatory response and enhances resolution of antigen-induced peritonitis
著者 (6件):
資料名:
巻: 24  号: 10  ページ: 1758-1765  発行年: 2013年10月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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食餌性n-3系多価不飽和脂肪酸(PUFA)は炎症の誘導段階に影響を及ぼすが,その解決段階に与える影響についてはほとんど分かっていない。本研究では,マウスにおける抗原誘発炎症の誘発および解決に対する食餌性魚油の効果を調べた。マウスに2.8%の魚油添加または無添加の対照飼料を与えて,メチル化BSA(mBSA)で2回免疫し,mBSAの腹腔内注射により炎症を誘導した。mBSA投与前と投与後のいくつかの時点で,腹腔細胞を分析し,フローサイトメトリーで表面分子の発現を測定した。ケモカイン,サイトカインおよび可溶性サイトカイン受容体の濃度はELISAで測定した。魚油食飼育マウスは,対照食飼育マウスに比べて腹腔の好中球が少なく,消散期間が短く,炎症性サイトカインおよびケモカインの濃度は低かった。魚油食飼育マウスでは,免疫抑制分子であるsIL-6RおよびTGF-βの腹腔濃度について初期にピークがみられたが,対照食飼育マウスでは見られなかった。解決段階では,魚油食飼育マウスの腹腔のマクロファージは,対照食飼育マウスよりも,非定型のケモカイン受容体D6の発現が高く,腹腔TGF-βの濃度が高かった。さらに,解決段階後半では,対照食飼育マウスよりも魚油食飼育マウスの腹腔の好酸球およびマクロファージの数が多かった。これらの結果は,炎症の誘導段階に対するn-3系PUFAの抑制効果を実証し,炎症の解決段階に対するn-3系PUFAの増強効果を示している。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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食用油脂,マーガリン  ,  免疫反応一般 

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