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J-GLOBAL ID：201302272531111391   整理番号：13A0978945

π...π相互作用の圧力に従う: パラジウム(II)チオエーテルクラウン錯体におけるフェニル環の屈曲

Bowing to the Pressure of π...π Interactions: Bending of Phenyl Rings in a Palladium(II) Thioether Crown Complex

著者 (6件)： WONG Henry L. S. (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  ALLAN David R. (Harwell Sci. and Innovation Campus, Didcot, GBR) ,  CHAMPNESS Neil R. (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  MCMASTER Jonathan (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  SCHROEDER Martin (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  BLAKE Alexander J. (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 52  号： 19  ページ： 5093-5095  発行年： 2013年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： [4+1]配位環境のPd(II)中心をもつパラジウム錯体,[Pd([9]aneS₃)(PPh₃)₂](PF₆)₂(1; [9]aneS₃=1,4,7-トリチアシクロノナン),の加圧下(0~65.5kbar)での構造をX線回折法により調べた。加圧下でのフェニル基間のπ...π相互作用を2個のフェニル環面の垂直距離(A)及び2個の隣接するフェニル環の中心間距離(B)の測定に基づいて調べた。その結果,加圧によりπ...π積層相互作用が強められ,それに伴うフェニル環の一つのipso炭素原子のピラミッド化が起こることを示した。これらの圧力誘起構造変形はHirshfeld表面分析法,密度汎関数法計算及び自然結合軌道解析によって解釈することができた。

シソーラス用語： *密度汎関数法 ,  *パラジウム錯体 ,  *圧力効果 ,  X線回折 ,  分子構造 ,  分子間相互作用 ,  *結晶構造 ,  芳香族化合物 ,  有機リン化合物
準シソーラス用語： π-π相互作用【分子】

分類 (2件)： 白金族元素の錯体  (CE01100E) ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  (BK09030X)

物質索引 (2件)： 1,4,7-トリチアシクロノナン ,  トリフェニルホスフィン

タイトルに関連する用語 (5件)： π相互作用 ,  パラジウム ,  錯体 ,  フェニル環 ,  屈曲