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J-GLOBAL ID：201302272822888245   整理番号：13A0713996

絹フィブロイン表面上での線維芽細胞遊走とTGFB1遺伝子発現の定量的評価

Quantitative Evaluation of Fibroblast Migration on a Silk Fibroin Surface and TGFBI Gene Expression

著者 (6件)： HASHIMOTO Tomoko (National Inst. of Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  KOJIMA Katsura (National Inst. of Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  OTAKA Akihisa (National Inst. of Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  TAKEDA Yuji S. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TOMITA Naohide (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TAMADA Yasushi (National Inst. of Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN)
資料名： Journal of Biomaterials Science. Polymer Edition  (Journal of Biomaterials Science. Polymer Edition)
巻： 24  号： 2  ページ： 158-169  発行年： 2013年02月 
JST資料番号： W0274A  ISSN： 0920-5063  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 再生医学において,生体材料上での細胞遊走は創傷治癒や移植療法の効率に影響を及ぼすと考えられている。この研究では,絹フィブロインを含む各種基質表面上におけるマウス線維芽細胞の遊走,細胞増殖,および細胞外マトリックスタンパク質(ECM)のTGF-β誘導性タンパク質(TGFBI)の発現について比較検討した。フィブロイン表面上での24時間の線維芽細胞の平均遊走距離は,コラーゲン,フィブロネクチン,およびガラス表面上よりも有意に長かった。一方,細胞増殖速度は,フィブロインを含むこれらの基質の間で有意差はなかった。TGFBIの発現を定量的リアルタイムRT-PCRで調べた結果,線維芽細胞はフィブロイン表面上では他の基質上よりも強くTGFBIを発現することがわかった。これらの結果は,フィブロイン表面が他の基質表面よりも細胞遊走とECM産生を亢進させる能力が高いことを示している。

シソーラス用語： *フィブロイン ,  *細胞移動 ,  TGFβ ,  細胞外マトリックス ,  *遺伝子 ,  遺伝子発現 ,  RT-PCR法 ,  タンパク質 ,  3T3細胞
準シソーラス用語： NIH 3T3細胞 ,  *TGFBI遺伝子 ,  *絹フィブロイン ,  細胞外マトリックス蛋白質 ,  *細胞遊走

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  医用素材  (GA05040H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 絹フィブロイン ,  線維芽細胞 ,  遊走 ,  遺伝子発現 ,  定量的評価