文献

J-GLOBAL ID：201302273294666452   整理番号：13A0016185

Rhg1の多重遺伝子コピー数変異はダイズの線虫耐性を仲介する

Copy Number Variation of Multiple Genes at Rhg1 Mediates Nematode Resistance in Soybean

著者 (14件)： COOK David E. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  LEE Tong Geon (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL, USA) ,  GUO Xiaoli (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  MELITO Sara (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  WANG Kai (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  BAYLESS Adam M. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  WANG Jianping (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL, USA) ,  HUGHES Teresa J. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  WILLIS David K. (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  CLEMENTE Thomas E. (Univ. Nebraska, NE, USA) ,  DIERS Brian W. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL, USA) ,  JIANG Jiming (Univ. Wisconsin, WI, USA) ,  HUDSON Matthew E. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL, USA) ,  BENT Andrew F. (Univ. Wisconsin, WI, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 338  号： 6111  ページ： 1206-1209  発行年： 2012年11月30日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ダイズは世界で最も多く用いられる有用作物で,大豆蛋白質食品,食物油及び再生可能燃料資源として重要であるが,シスト線虫(Heterodera glycines)による被害は最も経済的打撃を与え,年間10億ドル以上の損失となっている。染色体18のダイズRhg1量的形質座位の線虫耐性への寄与を遺伝子サイレンシングにより検証した。アミノ酸トランスポーター,α-SNAP蛋白質及びWI12(傷誘導ドメイン)蛋白質をコードするrhg1-bの31kb断片の遺伝子がそれぞれ耐性に寄与し,感受性変異体ではハプロイドゲノム当たり31kb断片は1コピーであるが,rhg1-bハプロタイプで10コピーでコピー数の変化を明らかにした。個々の遺伝子を過剰発現しても無効であったが,これら遺伝子を共に過剰発現するとSCN耐性を亢進した。耐病性量的形質座位Rhg1で仲介されるSCN耐性はコピー数変異により付与されることを示唆した。

シソーラス用語： *耐病性遺伝子 ,  *シストセンチュウ科 ,  量的形質遺伝子座 ,  植物病害 ,  *ダイズ ,  膜タンパク質 ,  コピー数 ,  シスト線虫病 ,  SNAP ,  *ダイズシストセンチュウ ,  アミノ酸輸送システム ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： *Heterodera glycines ,  アミノ酸輸送体 ,  *Rhg1

分類 (2件)： 線虫による植物被害  (FC04073L) ,  遺伝子の構造と化学  (EC02020U)

タイトルに関連する用語 (5件)： コピー数 ,  変異 ,  ダイズ ,  線虫耐性 ,  仲介