抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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宮古島南東,東平安名崎とその周辺の後方礁原やマイバーバマには過去の大津波によって打ち上げられた多数のサンゴ岩塊(津波石)が散乱している。本研究では,現地調査と航空写真判読を行い,航空写真上にハマサンゴ化石の14C較正年代を記入した。較正した年代分布には明らかな規則性は認められない。しかしながらそのいくつかは1771年の明和津波と精確に一致している。津波は震源地から北東方へ伝播し,東平安名崎を襲い,それから西方へ向きを変えて大量のサンゴ礫をマイバーバマに残した。最も低い海岸段丘面を覆う津波堆積物から判断すると,津波の高さは10mを越えないと考えられる。