抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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教育の質の向上の手法の1つとして,マルチメディア教材を使った授業の開発・実践がある。工学教育の領域においては,理論や原理の理解,更には機械の構造やメカニズムなどの理解のために,CG等のICTを駆使した教育コンテンツは有効であると考えられる。更に,工学の分野でも特に熱工学の分野は熱という目に見えないものを対象とするため,その抽象的概念を具体化するためにマルチメディア表現による教材の活用は特に効果的である。本文では,こうした熱工学の分野への応用として,エンジンの動作メカニズム,分子の熱振動等を再現する2次元および3次元アニメーション,更には立体視3Dフライトシミュレーションの開発についても示し,教育効果の向上に役立てている例を紹介した。コンテンツ作成は,他の教員が自ら教育コンテンツを開発する際の参考となるように,コンテンツの開発にはなるべく簡便な手法を採用した。本文では,既製の視聴覚装置やPCアブリケーションを応用した簡易で廉価(30万円程度)な立体視3DCGシステムの検討を行った結果,3DCG作成ソフトウェアの編集機能の一部を応用することで安価に立体視3DCGアニメーションの実演が可能であることを確認した。