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J-GLOBAL ID:201302274049443479   整理番号:13A1300969

経口アンギオテンシン-(1-7)投与は高脂肪食を与えられたラットにおいてレジスチン/TLR4/MAPK/NF-κBを阻害することにより肥満と肝炎症を妨げる

Oral Angiotensin-(1-7) prevented obesity and hepatic inflammation by inhibition of resistin/TLR4/MAPK/NF-κB in rats fed with high-fat diet
著者 (10件):
資料名:
巻: 46  ページ: 47-52  発行年: 2013年08月 
JST資料番号: W0486A  ISSN: 0196-9781  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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肥満は,一般に2型糖尿病や脂肪肝疾患と関連する前炎症状態と特徴付けられる。ここ2,3年,代謝調節におけるアンギオテンシン(Ang)-(1-7)の役割が複数の研究により指摘されている。本研究の目的は,高脂肪食ラットの代謝および炎症状態に及ぼすAng-(1-7)経口投与の影響を評価することであった。24匹のオスのSDラットを,高脂肪食(HFD),標準食(ST),高脂肪食+アンギオテンシン-(1-7)[HFD+Ang-(1-7)]の3群にランダムに分けた。血糖プロファイルは,耐糖能およびインスリン感受性試験と血漿グルコースおよびインスリンによって評価した。コレステロール,HDL,トリグリセリド解析は脂質プロファイルを示した。RT-PCRはACE,ACE2,レジスチン,TLR4,IL-6,TNF-α,NF-κB遺伝子のmRNA発現を評価した。主な結果は,経口Ang-(1-7)投与が体重,腹部脂肪量を減少させることを示した。加えて,HFD+Ang-(1-7)ラットは,耐糖能およびインスリン感受性の増強,血漿インスリンレベルの減少および循環脂質レベルの有意な減少を示した。これらの変化は,肝臓におけるレジスチン,TLR4,ACEの発現の顕著な減少とACE2の増加を伴った。さらに,Ang-(1-7)は,MAPKのリン酸化を減少させ,NF-κBの発現を増加させた。これらの変化は,肝臓におけるインターロイキン-6とTNF-αの発現を減少させ,炎症状態を改善した。まとめると,本研究は高脂肪食ラットにおいてAng-(1-7)経口投与がレジスチン/TLR4/NF-κB経路を負に制御し,代謝を改善することを示した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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糖質代謝作用薬の基礎研究  ,  生理活性ペプチド 
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