抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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増加しているシカも餌となる植生が無くなれば個体数が減少すると思われていたが,そのようになっていないケースも存在した。ここでは,シカによる植生への影響が顕在化し,シカの餌となる植物がほとんどなくなってしまったように見える森でのシカの動きとその影響について記載した。主な内容として,落ち葉を食べるシカ,落ち葉利用の先にある懸念事項について記載した。シカは自らが生息環境を改変し,劣化させた餌条件の下でさえ,あらたな餌資源を開拓して個体数を増やす適応力を備えていた。対策として,捕獲技術開発や体制づくりに重点が置かれているが,良質な餌を与えないような適切な森林管理が模索されるべきであった。