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J-GLOBAL ID：201302274424895641   整理番号：13A0991521

ポリエチレンの繊維形成における分子動力学及び繊維の大変形

Molecular dynamics in fiber formation of polyethylene and large deformation of the fiber

著者 (1件)： YAMAMOTO Takashi
資料名： Polymer  (Polymer)
巻： 54  号： 12  ページ： 3086-3097  発行年： 2013年05月24日 
JST資料番号： D0472B  ISSN： 0032-3861  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 繊維の高度に延伸した溶融及び機械的変形からの繊維形成を分子動力学シミュレーションによって研究した。513の結合原子から成る中等度の鎖長のポリエチレン分子を一定の温度及び歪条件下にシミュレートした。交互する結晶性非晶質層の繊維構造への迅速な結晶化を観察したが,その際極めて薄いラメラの出現及び引き続くその厚化が繊維形成の基本的機構であることが分かった。初期のラメラが中間的規則度を有することも示した。繊維軸に沿うその機械的伸張は結晶性鎖の初期弾性変形及び大きな再配向を生じさせ,その後に結晶中の連鎖の滑りによる明確な降伏が続いた。繊維の一層の伸張はクレーズ及びミクロフィブリルの形成を導いた。一方,配向試料の横方向の変形は著しく低いYoung率及び大きい塑性変形を示した。横方法の変形の間に,繊維組織が激しく乱されて結晶組織の顕著な融解及び再結晶化(すなわち,破壊及び再編成)が生じ,それによって配向繊維はほとんど完全に90°の再配向を達成した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ポリエチレン ,  *計算機シミュレーション ,  *ポリエチレン繊維 ,  結晶化 ,  ラメラ ,  大変形 ,  弾性変形 ,  再配向 ,  クレーズ ,  微細繊維 ,  Young率 ,  塑性変形 ,  融解高分子 ,  形態 ,  伸び
準シソーラス用語： ミクロフィブリル【繊維】 ,  機械的繊維化 ,  *分子動力学シミュレーション

分類 (1件)： 繊維物理  (YM02020S)

タイトルに関連する用語 (4件)： ポリエチレン ,  分子動力学 ,  繊維 ,  大変形