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J-GLOBAL ID：201302274695585206   整理番号：13A0539112

2010年と2011年の気象が水稲の玄米外観品質に与えた影響

Effect of High Temperature on Rice Grain Quality in Aichi Prefecture in 2010 and 2011

著者 (8件)： 林元樹 (愛知県農業総合試) ,  東野敦 (愛知県農業総合試) ,  谷俊男 (愛知県農業総合試) ,  池田彰弘 (愛知県農業総合試) ,  久野智香子 (愛知県農業総合試) ,  杉浦直樹 (愛知県農業総合試) ,  杉浦直樹 (農業大学校) ,  本庄弘樹 (愛知県農業総合試)
資料名： 愛知県農業総合試験場研究報告  (Research Bulletin of the Aichi Agricultural Research Center)
号： 44  ページ： 39-44  発行年： 2012年12月 
JST資料番号： Z0600B  ISSN： 0388-7995  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,愛知県では夏季の高温により水稲の玄米外観品質(以下,外観品質)低下が発生している。高温による外観品質低下要因の解明を目的に,2010年と2011年に現地実態調査を行った。1:2010年は,従来から外観品質の低下が認められている極早生品種「コシヒカリ」以外の品種でも,高温による外観品質低下が認められた。気温と実態調査との結果から,早生品種や中生品種で外観品質の低下要因となる白未熟粒が発生した要因は出穂後20日間の平均気温が27°C以上の高温のためであった。なお,品種に係わらず玄米窒素濃度が高いと白未熟粒の発生が少なかった。2:2011年における「コシヒカリ」の実態調査結果では,施肥および土壌発現を合わせた窒素供給量が高いほど白未熟粒の発生が減少した。また,整粒割合が低い事例で収量も少なかったことから,愛知県での玄米外観品質が低下する要因として,窒素供給量が少ないことが考えられた。以上から,窒素供給量を増やすことで,玄米外観品質を向上させることが可能と考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *コシヒカリ ,  玄米 ,  品質 ,  夏 ,  *障害 ,  *被害粒 ,  現地調査 ,  窒素 ,  組織中濃度 ,  植物栄養 ,  作物収量 ,  愛知県
準シソーラス用語： 玄米品質 ,  *高温障害 ,  *白未熟粒 ,  窒素栄養

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  自然災害  (FC04020J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 気象 ,  水稲 ,  玄米 ,  外観品質