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J-GLOBAL ID:201302274964351950   整理番号:13A1797126

近赤外領域に感度を有する太陽電池用に使用できる鉛フタロシアニン蒸着薄膜の結晶性及び組織構造の制御

Controlling the Texture and Crystallinity of Evaporated Lead Phthalocyanine Thin Films for Near-Infrared Sensitive Solar Cells
著者 (11件):
資料名:
巻:号: 17  ページ: 8505-8515  発行年: 2013年09月11日 
JST資料番号: W2329A  ISSN: 1944-8244  CODEN: AAMICK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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広いスペクトラム領域に吸収感度を有する有機太陽電池を実現するために,近赤外領域(NIR)に感度を有する鉛フタロシアニン(PbPc)多形態を太陽電池に応用するために適切な電極上に生成することを試みた。異なる基板の変性した表面層がPbPc薄膜の構造に与える影響をPbPc薄膜の厚さと析出速度(rdep)の関数として調べた。薄膜の結晶性と配向性を微小角入射X線回折(GIXD)とX線反射率法(XRR)を用いて特徴を抽出し,最終的に2重層太陽電池特性との関連性を調査した。自己組織化単一層(SAM)上,またはMoO3のバッファ層上に析出すると,PbPcの結晶性は膜厚とともに改善した。基板表面近くの部分結晶層から,より結晶性が優れNIR感度の優れた相を多く含む層への遷移は,より小さなrdepoの時に得られた。このことは,より薄いドナー層でもより大きな短絡電流(Jsc)を太陽電池上で得ることができることを意味する。CuI層を挿入すると材料の組織化が促進され,縦方向に結晶性の優れたPbPc層が得られる。このように矯正されたドナー層を有する太陽電池は,Iscの膜厚依存性がrdepに不感になることが分かった。すなわち,rdepを低下させることなくJsc=10mA/cm2を達成した。この2重層太陽電池の最大量子効率(EQE)は900nmのときに35%であり,総合電力変換効率2.9%が得られた。
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分類 (1件):
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太陽電池 

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