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J-GLOBAL ID：201302275237635616   整理番号：13A0864875

かご構造オルソ-ニトロベンジル化合物のかご崩壊における一重項と三重項の励起状態の作用

On the role of singlet versus triplet excited states in the uncaging of ortho-nitrobenzyl caged compounds

著者 (2件)： MEWES Jan-Michael (Ruprecht-Karls Univ., Heidelberg, DEU) ,  DREUW Andreas (Ruprecht-Karls Univ., Heidelberg, DEU)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 15  号： 18  ページ： 6691-6698  発行年： 2013年05月14日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最小のかご構造を作る酢酸2-ニトロベンジルの光分解脱保護基を検討した。この光過程は励起状態分子内水素移動(ESIHT)によるニトロ基のaci型移行で起きる酢酸基の脱保護である。aci型は励起エネルギー最低の一重項S1か三重項T1で生じる。密度汎関数法,CCSD法,CC2等を用いて一重項,三重項のaci化効率を計算し,文献の関連計算や実測と比較考察した。励起分子の大多数は一重項ESIHTをするが,aci化-脱保護基には大体効率が悪い。ただしごくわずかの励起分子は系間交差と三重項ESIHTで反応速度的に安定なaci異性体に変り,最後に脱保護基をする。この解釈で実験結果がすべて説明でき,この改良誘導体の合成戦略ができる。

シソーラス用語： *脱保護基 ,  *光分解 ,  *超分子構造 ,  分子内相互作用 ,  水素移動 ,  *励起状態 ,  一重項 ,  三重項 ,  無放射遷移 ,  密度汎関数法 ,  CCSD法 ,  結合クラスタ法 ,  安定性 ,  構造異性体
準シソーラス用語： *かご構造 ,  系間交差 ,  速度論的安定性

分類 (2件)： 芳香族単環ニトロ化合物・ニトロソ化合物  (CF05040S) ,  分子と光子の相互作用  (BH06120R)

物質索引 (1件)： 酢酸2-ニトロベンジル

タイトルに関連する用語 (7件)： かご構造 ,  ベンジル化合物 ,  かご ,  崩壊 ,  一重項 ,  三重項 ,  励起状態