抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生物由来の材料である木材は,材面に現れる色や木目模様が様々に異なる。材色は測色計による直径数mm~数cmのスポット計測で求められ,L
*a
*b
*表色系の色差(ΔE
*)で材色の不揃いが評価されることが多い。一方,材面の意匠性を評価する際には,材面全体の色分布を人の色知覚に対応する明度(L
*),彩度(C
*),色相(H°,H
*)で議論することが望ましい。そこで本研究では,エレメント間およびエレメント内の色違いを色の三属性ごとに変化させたフロアパターンを生成し,木材色の不揃いと見た目の印象との関係を調べた。エレメント間およびエレメント内に現れる明度差の大小は,見た目の「違和感」や「感じのよさ」に与える影響が彩度差や色相差よりも小さかった。また,エレメント内の明度差には「感じのよさ」が最大となる最適値が存在することが示唆された。(著者抄録)