抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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米国内務省MMS(鉱物管理サービス)は,NRC(全米研究評議会)に依頼して,大陸棚周辺(OCS)の海上構造物の安全と検査プロセスの有効性改善のための検査戦略の開発や,検査プログラムの改善を進めていたが,2010年のMacondo油井の爆発と原油流出事故を契機に,BOEMRE(海洋エネルギー管理規制取締局)に改組され,これはさらに2011年に,BOEM(海洋エネルギー管理局)とBSEE(安全環境取締局)に分かれた。TRB(輸送研究会議)はBOEMREとの契約により,企業の安全環境マネジメント(SEM)プログラムの有効性評価のために実現可能な方法を示す報告書を作成した。本報告の構成は,安全文化涵養のためのSEMSの役割,有効性評価方法(コンプライアンス検査,監査,ペアレビュー,重要性能指標,内部告発を含む),SEMSの評価のための現在手法,SEMSプログラム評価におけるBSEEの役割,および推奨手法からなる。報告は,BSEEが業務能力向上のために必要な方法を統合し,要員の訓練・認証による資質向上と監査能力の強化を図り,また内部告発の利用も図るべきことを記述した。