抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海水と淡水の塩分濃度差を利用する発電技術として,半透膜を用いる浸透圧発電(浸透圧でタービンを回す)および陰イオン交換膜と陽イオン交換膜を用いる逆電気透析発電(塩素イオン透過水とナトリウムイオン透過水には電位差があって,電池となり,多数の電池を直列配置すると,電圧を増大できる)とがある。塩分濃度差発電の技術的な課題は膜のコストと性能である。全世界の,理論的な発電可能電力量は数千TWh(全世界の消費電力の約10%)と試算されている。日本は海岸線が長く,塩分濃度差発電に適した国である。発電技術の開発はヨーロッパ,特にノルウェーやオランダが中心である。ノルウェーでは,浸透圧発電実証プラント実験の取り組みがある。