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J-GLOBAL ID:201302275700083237   整理番号:13A0817986

金属製錬スラグの現状と課題および展望 銅スラグからの重金属の溶出性

Elution Property of Heavy Metals from Copper Slag
著者 (3件):
資料名:
巻: 129  号:ページ: 192-196  発行年: 2013年05月01日 
JST資料番号: F0463A  ISSN: 1881-6118  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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銅スラグの有効利用の観点で溶出性が問題になる重金属は,鉛の他にヒ素がある。そこで本研究では,主として銅スラグからのヒ素の溶出性を調査した。また,銅スラグにいくつかの酸化物を添加して成分調整したときのヒ素と鉛の溶出性の変化,および銅スラグに熱処理を施したときのヒ素と鉛の溶出性の変化についても検討を加えた。以下のことが明らかとなった。1)溶液の液性(pH)を変えて銅スラグからのヒ素の溶出濃度を調査した結果,pH=4~8の溶液では溶出基準の0.01ppmをほぼ満足するスラグでも,pH=2~3ではヒ素の溶出濃度がきわめて高くなった。2)銅スラグにSiO2とCaOをそれぞれ添加して成分調製したスラグからのヒ素の溶出濃度を調査した結果,SiO2添加量が多いほどヒ素の溶出濃度は低くなり,CaO添加量が多いほどヒ素の溶出濃度は高くなった。3)銅スラグを大気中で熱処理すると,熱処理温度500~700°Cではヒ素の溶出濃度が減少するものの,熱処理温度がこれよりも高くなるとヒ素の溶出濃度は増加する傾向を示した。4)大気中で熱処理した銅スラグからの環境庁告示第19号溶出試験によるヒ素の溶出量を調査した結果,熱処理温度の上昇とともにヒ素の溶出量は低下し,500~700°Cの温度で熱処理すると,ヒ素の溶出量も鉛と同様,土壌含有量基準の溶出量である150mg/kgをクリヤーした。
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分類 (2件):
分類
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鉱石浸出法  ,  重金属とその化合物一般 
引用文献 (5件):
  • 1) M.Kawahara and M.Katoh: Journal of MMIJ, 125 (2009), 496-501.
  • 2) The Japan Institute of Metals: Physical Chemistry of Metals (MARUZEN, 1999), Chapter 8.
  • 3) M.Kawahara, Y.Kudo, H.Sunayama and T.Mitsuo: Journal of MMIJ, 109 (1993), 619-623.
  • 4) C.Marcis, D.Minichelli, S.Bruckner, A.Bachiorrini and S.Maschio: Industrial Ceramics, 25 (2005), 89-95.
  • 5) P.Porreca et al.: Industrial Ceramics, 27 (2007), 197-203.

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