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J-GLOBAL ID：201302275713745735   整理番号：13A1407838

低い酸素分圧は多分化能を維持し,一方酸素正常状態はマウス骨髄間質細胞の分化を増加させる

Low Oxygen Tension Maintains Multipotency, Whereas Normoxia Increases Differentiation of Mouse Bone Marrow Stromal Cells

著者 (2件)： BERNIAKOVICH Ina (European Inst. of Oncology, Milan, ITA) ,  GIORGIO Marco (European Inst. of Oncology, Milan, ITA)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 14  号： 1  ページ： 2119-2134 (WEB ONLY)  発行年： 2013年01月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 間葉系幹細胞(MSC)培養条件の最適化は,再生医療における首尾良い適用のために非常に重要である。O₂は細胞生物学の種々の側面を調整し,そして生体内でMSCは骨髄ニッチの非常に低い値から創傷の高い値までの範囲の種々のO₂濃度に暴露される。本研究において,著者らはマウス骨髄間質細胞(BMSC)を分離し,それはMSC特徴付けの要求を満たす個体数を含有した。細胞特性に及ぼす低いO₂の影響を確立するために,低酸素(3%O₂)条件下で培養したBSMCを調査した。その結果,3%O₂はBMSCの増殖,コロニー形成ユニットアッセイ(CFU-A)におけるコロニー形成,静止細胞の比率ならびに幹細胞形質マーカーRex-1およびOct-4の発現を高め,すなわち低酸素症暴露時に,培養細胞の幹細胞形質は増加した。対照的に内因性分化過程は,3%O₂によって阻害された。全分化収率は,BMSC培養の特定の段階におけるO₂分圧の調整に依存した。これに基づき,3%O₂での細胞増殖初期および続く21%O₂での分化段階における効率的BMSC in vitro分化のための戦略を確立した。また3%O₂は,p53のBMSC分化および活性酸素種(ROS)独立経路に影響を及ぼした。これらの知見は,効果的細胞治療のための高品質MSCの取得に著しく寄与する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *間質細胞 ,  *細胞分化 ,  マウス ,  *骨髄細胞 ,  培養条件 ,  再生医療 ,  分圧 ,  バイオアッセイ ,  細胞増殖 ,  培養細胞 ,  *バイオマーカー
準シソーラス用語： *骨髄間質細胞 ,  酸素分圧 ,  コロニー形成細胞アッセイ ,  コロニー形成 ,  静止細胞 ,  *幹細胞形質マーカー

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (6件)： 酸素分圧 ,  多分化能 ,  酸素 ,  マウス ,  骨髄間質細胞 ,  分化