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J-GLOBAL ID:201302275768937862   整理番号:13A1604914

髄膜炎菌の免疫回避は発熱状態によって誘導される

Temperature triggers immune evasion by Neisseria meningitidis
著者 (10件):
資料名:
巻: 502  号: 7470  ページ: 237-240  発行年: 2013年10月10日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)は補体による殺菌から逃れるためにいくつかの戦略を持っており,このために敗血症や髄膜炎が引き起こされることがある。しかし,この髄膜炎菌は,もともとヒトの鼻咽頭の偏性片利共生細菌であり,宿主の免疫を逃れるためにこのような巧妙な仕組みを進化させた理由は明らかではない。本論文では,髄膜炎菌の免疫回避や補体抵抗性の機構が周囲の温度上昇に反応して増強されることを示す。我々が明らかにした3つの独立したRNA温度センサーは,髄膜炎菌が免疫による殺菌に抵抗するために不可欠な莢膜の生合成,H因子結合タンパク質の発現,そしてリポ多糖類のシアル化に必要な遺伝子の5′非翻訳領域に位置している。従って,炎症時に起こる体温上昇が髄膜炎菌にとっての「危険信号」として働き,ヒトの免疫による殺菌に対する防御を強めることになる。インフルエンザのような病原性ウイルスに感染すると,鼻咽頭に炎症が起こり,それに伴って体温が上昇し,免疫エフェクター細胞が集積する。免疫防御の宿主体温による調節は,他の病原体と共感染した際に髄膜炎菌にとって適応に有利な状況を作りだし,本来は共生性の細菌に毒性が生じるのを促進する可能性がある。Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (2件):
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感染免疫  ,  微生物感染の生理と病原性 
タイトルに関連する用語 (4件):
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