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J-GLOBAL ID：201302275938048863   整理番号：13A1022986

個々の単層カーボンナノチューブのキラリティに依存する反応性

Chirality-Dependent Reactivity of Individual Single-Walled Carbon Nanotubes

著者 (10件)： LIU Bilu (Aalto Univ. School of Sci., Espoo, FIN) ,  LIU Bilu (Inst. Metal Res., Chinese Acad. Sci., Shenyang, CHN) ,  JIANG Hua (Aalto Univ. School of Sci., Espoo, FIN) ,  KRASHENINNIKOV Arkady V. (Univ. Helsinki, Helsinki) ,  KRASHENINNIKOV Arkady V. (Aalto Univ., Espoo, FIN) ,  NASIBULIN Albert G. (Aalto Univ. School of Sci., Espoo, FIN) ,  REN Wencai (Inst. Metal Res., Chinese Acad. Sci., Shenyang, CHN) ,  LIU Chang (Inst. Metal Res., Chinese Acad. Sci., Shenyang, CHN) ,  KAUPPINEN Esko I. (Aalto Univ. School of Sci., Espoo, FIN) ,  CHENG Hui-Ming (Inst. Metal Res., Chinese Acad. Sci., Shenyang, CHN)
資料名： Small  (Small)
巻： 9  号： 8  ページ： 1379-1386  発行年： 2013年04月22日 
JST資料番号： W2348A  ISSN： 1613-6810  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 単層カーボンナノチューブ(SWCNT)の電子的性質はその原子配置のわずかな変動,とくにキラリティ,に強く依存する。そのため,SWCNTを実際に応用するに当たっては,ナノチューブ全体にわたってキラリティを正確に制御することが必要である。本研究ではSWCNTのキラリティとそれらの真性化学反応性の間の関係を調べる方法を開発した。個々の高品質の浮遊SWCNTを酸化し,ナノビーム電子回折法を用いることにより,SWCNTのO₂に対する反応性がそれらの直径,金属性及び螺旋角と複雑に関係していることを見いだした。とくに,螺旋角のごくわずかな違いにより反応性の大きな違いが生じることを示した。この結果は,第一原理計算の結果とも一致する。実験的観測に基づき,SWCNTのキラリティに依存する反応性の順番を求めた。これらの発見がSWCNTの有効キラル分離を可能にし,SWCNTの実用化への道を切り開くものであることを示した。

シソーラス用語： *単層カーボンナノチューブ ,  *光学異性 ,  *反応性 ,  *酸素 ,  密度汎関数法 ,  *分離
準シソーラス用語： *キラル分離

分類 (1件)： 炭素とその化合物  (YB02060D)

タイトルに関連する用語 (3件)： 単層カーボンナノチューブ ,  キラリティ ,  反応性