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J-GLOBAL ID：201302276169868328   整理番号：13A1867471

海水中のTh同位体の定量のための水酸化鉄の迅速捕集

Rapid collection of iron hydroxide for determination of Th isotopes in seawater

著者 (5件)： OKUBO Ayako (Japan Atomic Energy Agency, Res. Group for Analytical Chemistry, JPN) ,  OBATA Hajime (Atmosphere Ocean Res. Inst., The Univ. of Tokyo, JPN) ,  MAGARA Masaaki (Japan Atomic Energy Agency, Res. Group for Analytical Chemistry, JPN) ,  KIMURA Takaumi (Japan Atomic Energy Agency, Res. Group for Analytical Chemistry, JPN) ,  OGAWA Hiroshi (Atmosphere Ocean Res. Inst., The Univ. of Tokyo, JPN)
資料名： Analytica Chimica Acta  (Analytica Chimica Acta)
巻： 804  ページ： 120-125  発行年： 2013年12月04日 
JST資料番号： A0394A  ISSN： 0003-2670  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究は,海水中のTh同位体のセクターフィールド(SF)誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)による定量のためのDIAION CR-20キレート樹脂カラムを利用する水酸化鉄の新規回収法を明らかにする。海水中のTh同位体は,水酸化鉄によって共沈し,この沈殿物をキレート樹脂カラムに送入した。水酸化鉄中の第二鉄イオンは,キレート樹脂の官能基に直接的に結合し,水酸化鉄からのヒドロキシドイオンの放出によって流出物のpHの増加をもたらす。共沈したTh同位体は,カラム内に定量的に捕集され,Thがキレートカラムにとどまる水酸化鉄に保持されることを示唆する。キレートカラムは,海水中の水酸化鉄と共に²³²Thを20~25mLmin^-1の流速で定量的に捕集した。この流速によって5Lの試料が3~4時間で処理された。水酸化鉄の>20hの経時変化は,²³²Thの回収率を低下させる傾向を与える。本迅速捕集法が,海洋海水試料中の²³⁰Thと²³²Thの定量に成功裏に適用された。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *トリウム同位体 ,  *海水 ,  *試料採取 ,  定量分析 ,  ICP-MS分析 ,  *水酸化鉄 ,  水酸化物イオン ,  トリウム232 ,  共沈 ,  高分子キレート化合物 ,  キレート剤 ,  高分子剤 ,  反応性高分子
準シソーラス用語： キレート高分子 ,  トリウム230

分類 (2件)： 天然水の物理分析  (CC03070C) ,  イオン交換  (CC01020L)

タイトルに関連する用語 (5件)： Th ,  同位体 ,  定量 ,  水酸化鉄 ,  捕集