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J-GLOBAL ID:201302276211225190   整理番号:13A1472639

バナジウム酸化還元流バッテリーに対する陽極液の電気化学的挙動へのCr3+濃度の影響

Influence of Cr(3+) concentration on the electrochemical behavior of the anolyte for vanadium redox flow batteries
著者 (6件):
資料名:
巻: 57  号: 32  ページ: 4237-4243  発行年: 2012年 
JST資料番号: A0206B  ISSN: 1001-6538  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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陽極液の組成は,バナジウム酸化還元流バッテリー(VRB)の電気化学性能に大きく影響する。V(V)/V(IV)対の電極過程への陽極液中Cr3+濃度の効果を,サイクリック・ボルタンメトリー(CV)と電気化学インピーダンス分光法(EIS)により調べ,Cr3+は副反応を引き起こさないが,反応活性,電極反応の可逆性,バナジウム・イオンの各酸性,境界膜インピーダンス,電極反応インピーダンスを含むV(V)/V(IV)酸化還元反応の電気化学性能に影響しすることを見出した。その実験結果によると,一定濃度範囲内のCr3+は,電極反応の可逆性とバナジウム・イオンの拡散を改善することができる。0から0.30g/LへのCr3+濃度の増加とともに,V(V)/V(IV)反応の可逆性は増加し,一方,拡散抵抗は減少する。これに対応して,バナジウム・イオンの拡散係数は,~24%の増加である(5.48~6.77)×10-7から(6.82~8.44)×10-7cm2/秒に増加する。しかしながら,Cr3+濃度が0.30g/Lを超えるときに,その拡散抵抗は増加して拡散係数は減少し,一方,境界,薄膜のインピーダンス,並びに電荷移動は連続的に増加する。結果として,一定濃度を有するCr3+は拡散と質量移動過程を改善するが,膜,境界の抵抗,電荷移動は増加する。さらに,0.10g/L以下のCr3+濃度はほとんど電極反応過程に効果を持たず,0.30g/L以下の濃度はバナジウム・イオンの拡散に好適である。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (4件):
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電極過程  ,  電気化学反応  ,  無機化合物一般及び元素  ,  二次電池 
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