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J-GLOBAL ID：201302276338317158   整理番号：13A0742380

何故プロパン?

Why Propane?

著者 (3件)： PODSIADLO Marcin (Adam Mickiewicz Univ., Poznan, POL) ,  OLEJNICZAK Anna (Adam Mickiewicz Univ., Poznan, POL) ,  KATRUSIAK Andrzej (Adam Mickiewicz Univ., Poznan, POL)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 117  号： 9  ページ： 4759-4763  発行年： 2013年03月07日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： プロパンの融点(85.45K)は有機化合物中で最も低い。融点と逆相関の関係にある結晶中の原子接触因子の値はプロパンが最大となる。この理由を調べた。プロパン分子は分子量が小さく,静電相互作用が低く,分子対称性が低い。低対称性分子は低融点というCarnelly則に従っている。これは低対称性分子の場合,分子間の静電相互作用を構造的に安定化することが困難で,結晶の凝集エネルギーが低くなり,熱による振動回転準位の励起で容易に結晶構造が崩壊するためである。プロパンをダイヤモンドアンビル中で等温,等容量で高圧を印加し,結晶の相変化を調べた。他の多くの炭化水素結晶が複数の結晶転移を示すのに対して,プロパンはn-ブタンとともに6GPaという高い圧力まで一種類の相を維持した。プロパンが弛緩した結晶構造を持つためと推定した。

シソーラス用語： *融点 ,  静電相互作用 ,  ダイヤモンドアンビル ,  高圧試験 ,  対称性 ,  結晶構造 ,  凝集エネルギー ,  *相変態 ,  分子構造 ,  結晶 ,  アルカン
準シソーラス用語： *高圧固相転移 ,  分子対称性 ,  有機結晶

分類 (3件)： アルカン  (CF03020I) ,  固相転移  (BL04020G) ,  化合物の化学熱力学(純物質)  (CB02023O)

物質索引 (2件)： n-ブタン ,  プロパン

タイトルに関連する用語 (1件)： プロパン