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J-GLOBAL ID:201302276585248436   整理番号:13A0306999

国内のスギ(Cryptomeria japonica)人工林における間伐強度が種多様性や木材生産に及ぼす影響

Effects of thinning intensity on species diversity and timber production in a conifer (Cryptomeria japonica) plantation in Japan
著者 (4件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 468-478  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: L2720A  ISSN: 1341-6979  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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針葉樹の人工林における種多様性の回復が森林経営において重要になりつつある。間伐は種多様性回復に有用であるが,最適な間伐率を簡単に決めることは難しい。経営者は,生物多様性の回復,樹木の成長促進,材積成長量の増加,経営コストの低減など様々な経営目標がある。それらは,同時に達成できるものではない。ここでは,それぞれの要素を考慮し最適な間伐率を推定するために,2003年に,スギ人工林において3段階間伐強度(無間伐,33%間伐,67%間伐)の試験地を設けた。間伐5年後の2008年に,それぞれの間伐区における高さ1.5m以上の広葉樹の本数・胸高直径・多様性度,また,スギの成長を調べた。スギ林に侵入した広葉樹の本数・種数・平均胸高直径・胸高断面積の合計は,遷移の初期・中期・後期種いずれにおいても67%間伐区で高かった。しかし,Shannonの多様度指数に関しては間伐強度による違いはなかった。これは強度間伐区でミズキの個体数が特に増加したことによる。成長量(直径)は67%間伐区で最大,無間伐区で最低であった。一方,林分材積成長量は逆に無間伐で最大,67%間伐で最低であった。これらの結果は,スギ人工林を広葉樹との混交林に転換するためには67%間伐が必要である事を示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
森林植物学  ,  林業一般  ,  森林の人工更新 

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