抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ナノ結晶コバルト(Co)及びコバルト/多層カーボンナノチューブ(Co/MWCNT)皮膜を,硫酸コバルト,MWCNTs,その他を含む水性浴からの直流(DC)及びパルス逆電流(PRC)電着により合成した。これらの皮膜の金属組織と性質に及ぼす,MWCNTsの機能化と電着法,即ちDCとPRCの効果を評価した。その結果,MWCNTsの複合,特に官能化したMWCNTsの複合が,電着した皮膜の硬度,耐摩耗性及び耐食性を大きく改善した。PRC電着は,微細結晶粒,低表面粗さ,マトリックス中のより均一なMWCNTsの分散の特徴を有するCo及びCo/MWCNT皮膜をもたらし,その結果,高い硬度と良好な耐摩耗性と耐食性を示した。MWCNTsの官能化は,MWCNTsとCoイオンとの共電着に有益で,複合材料皮膜の硬度,耐食性,耐摩耗性を改善した。全ての試料の中で,PRC電着で作製された官能化MWCNTsを複合した複合材料皮膜は約1180kgf・mm
2の最高の硬度と最良の耐摩耗性と耐食性を有している。これらナノ結晶Co及びCo/MWCNT皮膜の,MWCNTsの処理或いは電着法に応じた,摩擦や摩耗挙動の差異は,硬度と金属組織,及びこれに対応した摩耗機構の差異の結果である。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.