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J-GLOBAL ID：201302277059595470   整理番号：13A1259409

学術からみる福島原子力事故 福島事故を再び起こさないための取り組み 国際社会全体で原子力安全を確保する 安全の最高水準達成へ国際連携で貢献を

著者 (1件)： 関村直人 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： エネルギーレビュー  (Energy Review)
巻： 33  号： 8  ページ： 21-22  発行年： 2013年07月20日 
JST資料番号： L0936A  ISSN： 0289-2804  CODEN： EREBE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 規制委員会・規制庁発足後の最近の国際的な活動に主として焦点を当て,原子力安全の確保に関する状況を概観する。欧州における原子力発電所の包括的リスク・安全評価(ストレステスト)は,EU諸国の130基を超える原子力発電所に対して行われ,以下の不十分な点がまとまられた;(1)原子力発電所の安全に関する外部ハザードの評価と管理に関して,一貫性が欠けている。(2)原子力安全に利用される確率論的安全評価の範囲と深度に,大きなバラツキがある。NRCのRIC(規制情報会議)では,福島第一事故の安全規制の見直しに伴い,規制の変更,追加による負担と,これらによるプラント安全性維持への影響に関する米国産業界の懸念についても議論がなされた。NRCは,安全性を適切に考慮するためのツールを利用した科学的な取り組みが必要であるとしている。OEDD/NEAの定例会合において,日本からは策定中の新しい安全規制基準の強化について述べ,深層防護概念の深化と外部自然事象への対応の重要性を説いた。わが国は,福島第一事故の教訓を国際的な議論に反映し,より強固な国際的安全規則の確立に寄与すべきである。

シソーラス用語： *原子力安全 ,  原子炉事故 ,  安全評価 ,  *米国原子力規制委員会 ,  *負荷試験 ,  法規制 ,  *リスク評価 ,  多重防護 ,  現象
準シソーラス用語： 福島第一事故 ,  *確率論的安全評価 ,  NRC【米国】 ,  *ストレステスト ,  安全規制 ,  深層防護 ,  自然事象

分類 (1件)： 原子炉安全一般  (MD06010W)

タイトルに関連する用語 (8件)： 学術 ,  福島 ,  原子力事故 ,  事故 ,  社会 ,  原子力安全 ,  高水準 ,  連携