抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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総合的に設計したディーゼル油特性,すなわちセタン価(CN),芳香族含有量,および90%蒸発温度(T90)の低温ディーゼル燃焼(LTC)における燃焼特性および排気ガスへの影響を研究した。LTCは1.9L共同直噴式ディーゼルエンジンにおける低速および低負荷,および1500rpmおよび2.6barBMEPでの噴射戦略,冷却重EGR(排出ガス循環)率の変更による先の研究と同じ方法で達成した。試験燃料は総合的に設計し,CNs30および55,芳香族含有量20%および45%,およびT90温度270および340°Cの特性であった。LTC運転条件において,CNは点火遅れ時間に最も主要な要因で,次いで低CN燃料においてT90温度,高CN燃料において芳香族含有量であった。特定のCNで,燃焼した質量比(MFB)5%およびMFB50%の位置は線形関係を示し,芳香族含有量およびT90温度の影響が噴射タイミングの開始を調節することで低減できた。PM(粒子状物質)は燃料のタイプに関係なく点火遅れ時間に強く依存し,点火遅れ時間が18°CA(クランク角)より長くなるとPMは認められなかった。CN55燃料では,NO
x排出は燃料タイプに関係なくMFB50%の位置に強く依存し,NO
xはMFB50%位置の遅れにより低減した。CN30%燃料では,芳香族含有量がNO
xの増大に決定的要因として作用し,従来のディーゼル燃焼研究と類似していた。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.