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J-GLOBAL ID:201302277193308100   整理番号:13A0919705

等比体積のDNA塩基対の分子スイッチ作用

Molecular Switching Behavior in Isosteric DNA Base Pairs
著者 (3件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 1219-1226  発行年: 2013年04月 
JST資料番号: W1265A  ISSN: 1439-4235  CODEN: CPCHFT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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DNAシーケンス中に存在する糖,リン酸塩基,および他の塩基を考慮しないで遊離アデニン-チミン(A-T)とアデニン-ジフルオロトルエン(A-F)の安定度におけるプロトン化の効果を研究した。理論計算によってワトソン-クリック型A-T塩基対やその非カノニカル類似体の安定度を決める弱い相互作用も分析した。単一塩基の誤対合レベルにおけるプロトン化塩基の構造とエネルギーを研究することによって,媒体のpHを変えると誘導できる分子スイッチの機構を解明した。2つの塩基対のプロトン化による構造変化はまだ解明されていない。異なる溶媒中のA-T塩基対とその類似体の理論計算によって,塩基対の安定度は媒体の誘電定数が低下すると増大することがわかった。不適正塩基対のプロトン化に関する研究によって酸性媒体中のA-Fは約3.6kcal/mol安定化することがわかった。溶媒の特性に関わりなく不適正塩基対は媒体の酸性化によって安定化するが,溶媒の誘電定数が減少しても安定化した。DNA中の核酸塩基類似体のプロトン化は分子スイッチとして応用できると考えられる。A-Fによる分子スイッチを合成するために2つ以上の不適正塩基対を挿入するとステムループが不安定になる。不適正塩基対の位置とシーケンスの長さも重要になるであろう。A-F不適正塩基対に関する研究は非共有相互作用を利用する分子物質の設計のために有効になるであろう。
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物理化学一般  ,  分子の電子構造  ,  核酸一般 
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