抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本書は,製造現場のリーダーが改革・改善を実現するためのスキルを習得するツールである。事業経営の目的は,市場競争力の強化,財務体質の強化,事業の成長・発展に集約される。この目的のために,企業は絶え間のない改革・改善を行う。その活動を主導するのがリーダーの役割である。改革・改善を実現するリーダーに必要なものは「スキル」である。どのようにしてリーダーはスキルを習得することができるか。それは自社の事業の将来像,現場の目指す姿を描くことから始めるのが良い。それを「モデル」と呼ぶ。言い換えれば「こうありたい,こういうかたちにするのだ」という姿を絵に描いたもの,それがモデルである。「目で見る基準書」は,製造現場のあるべき姿を現した「モデル」である。「目で見る基準書」はリーダーのツールであり,長年のコンサルテイング経験をもとに,これまでのノウハウを集大成させたものである。リーダーは,「目で見る基準書」というモデルで現状を観察し,「問題が何か」を定義する。そうすることによって,課題を明らかにし,優先課題に改善力を集中させることが可能となる。そして,PDCAを回し,現場管理改善を進めることである。