文献
J-GLOBAL ID:201302277303799563   整理番号:13A0832181

塩ストレス期間中のイネにおいては植物成長促進細菌Bacillus amyloliquefaciens NBRISN13が葉及び根圏コミュニティの遺伝子発現プロファイルを調整する

Plant growth-promoting bacteria Bacillus amyloliquefaciens NBRISN13 modulates gene expression profile of leaf and rhizosphere community in rice during salt stress
著者 (6件):
資料名:
巻: 66  ページ: 1-9  発行年: 2013年05月 
JST資料番号: W1643A  ISSN: 0981-9428  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: フランス (FRA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
イネの成長及び生産性と土壌に生息する微生物集団は,土壌塩分によって悪影響を受ける。しかし,塩類抵抗性の根圏コンピテント細菌類の中には,塩分ストレス中に植物の健康を向上させるものもいる。本研究は,塩分に曝露された水耕及び土壌条件でイネ植物に耐塩性SN13(Bacillus amyloliquefaciens NBRISN13)を接種した効果を評価した。SN13は,水耕及び土壌条件下のイネにおいて,植物の成長及び耐塩性(NaCl 200 mM)を高め,さらに少なくとも14の遺伝子の発現を増加させた。これら14の遺伝子中,4つ(NADP-Me2,EREBP,SOSI,BADH及びSERK1)は上方制御され,2つ(GIG及びSAPK4)は水耕条件での塩ストレス下で抑止された。温室実験では,塩ストレスはMAPK5の蓄積につながり,残る13の転写産物の下方制御が観察された。塩あり又は塩なしのSN13処理では,対照群と比較して,すべてのテストされた遺伝子について同様の発現が得られた。塩ストレスはイネ根圏の微生物多様性に変化を引き起こし,塩処理したイネ根圏(SN13+塩)においてはベタイン,蔗糖,トレハロース及びグルタミンを利用する細菌集団を刺激した。この観察によって,少なくとも14の遺伝子セットにおいて差次的転写を調節することにより,SN13がイネに耐塩性を与えることが示唆された。著者らの知る限り,イネにおける耐塩性誘発のメカニズムとして微生物集団を利用する浸透圧保護物質の刺激が報告されるのは本研究が初である。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
稲作  ,  土壌生物  ,  異種生物間相互作用  ,  遺伝子発現 

前のページに戻る