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J-GLOBAL ID：201302277387601640   整理番号：13A1856427

プラズモンバンド構造制御単分子蛍光

Plasmonic Band Structure Controls Single-Molecule Fluorescence

著者 (4件)： LANGGUTH Lutz (FOM Inst. Atomic and Molecular Physics (AMOLF), Amsterdam, NLD) ,  PUNJ Deep (Aix-Marseille Univ., Marseille, FRA) ,  WENGER Jerome (Aix-Marseille Univ., Marseille, FRA) ,  KOENDERINK A. Femius (FOM Inst. Atomic and Molecular Physics (AMOLF), Amsterdam, NLD)
資料名： ACS Nano  (ACS Nano)
巻： 7  号： 10  ページ： 8840-8848  発行年： 2013年10月 
JST資料番号： W2326A  ISSN： 1936-0851  CODEN： ANCAC3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一般に,単光子発光の強度は非常に弱く,ナノフォトニクスにおいて,単光子発光の強度増強などの発光制御が重要となる。今までに,プラズモンを使った単分子発光の制御法としては,プラズモン金属ナノ構造による局所場の増強を用いる方法と,フォトニック結晶による空間的に広がったフォトニックバンド構造を利用する方法が知られている。本論文では,これらの2つの方法の長所を取り入れた新しい単分子蛍光制御法について報告する。すなわち,金膜に開けた六方晶系構造のナノ開口アレイによって自然放出を制御する方法である。ガラス基板上に作製した150nm厚の金薄膜に440nmのピッチで開けた140nm径のナノ開口アレイからなるプラズモンバンド構造により,わずか4単位胞からなるクラスタでさえ,蛍光放出の方向性と強度を制御できることを示した。得られた実験結果の正しいことを,4光波混合の数値シミュレーションでも確認した。本研究で実証した単光子により駆動されるプラズモン位相アレイアンテナの実現は,蛍光とその検出を制御する新手段を提供するものである。

シソーラス用語： *プラズモン ,  *スペクトロスコピー ,  *蛍光 ,  センサ ,  結晶 ,  光増幅 ,  モード
準シソーラス用語： Blochモード ,  ナノアンテナ ,  プラズモニック結晶 ,  蛍光増強 ,  *単一分子分光法

分類 (1件)： 固体プラズマ  (BM02160W)

タイトルに関連する用語 (3件)： 構造制御 ,  単分子 ,  蛍光